【深刻】外国人労働者が失踪するほど日本の労働環境が悪い理由

以前、日本に訪れる外国人が激増してる事についてまとめたところ、たくさんの方に読んで頂きました。

関連記事

僕は過去に約3年半程海外で生活してましたが、帰国後に日本が大きく変わったなと思ったことがあります。 それは『外国人急激に増え過ぎ問題』です。   都心部に行っても地方に行っても外国人だらけで、お店によっては日本語ペラペラ外国人の店員さんがい […]

 

確かに最近の日本は、どこ行っても外国人を見かけない日はないぐらい増えているのを実感しますよね。

ただ実情を調べてみると、日本が好きで移住を決めたのに労働環境が嫌で帰国するケースが後を絶たないそうです。

 

外国人から見た日本の姿と日本人から見る日本の姿は全く別物であり、そのギャップは僕達が考えている以上に大きいのが伺えます。

そこで今回は僕自身が海外に住んで働いた経験を元に、日本という国を客観的に見たうえで解説していきたいと思います。

 

訪日外客数は毎年増加

引用元:日本政府観光局(JNTO)

2020年はコロナウイルスの影響で激減

【日本政府観光局(JNTO)】のグラフを参考にさせて頂きましたが、見て分かる通り2014年辺りから訪日外国人が激増していますよね。

これは日本だけの話ではなく、世界中で同じような現象が起きていて、各国の経済が豊かになると海外旅行に対する欲求が高まるのが理由に挙げられるそうです。

 

ただその中でも日本に訪れる外国人の伸び率は各国よりも顕著で、それにはいくつかの理由があります。

  • LCCの需要が伸びた影響
  • 円安の影響で費用が安く抑えられる
  • アジア諸国の経済が急成長
  • 日本の文化や食に対して関心を持つようになった

 

この中でも特に「日本が安いから」といった理由で訪れる方が多いです。

確かに僕も2017年に日本にオーストラリアから帰国しましたが、久しぶりに日本に帰って最初に思ったことは「日本安過ぎる」でした。

 

特に2014~2015年にかけて中国人の爆買いが話題になりましたが、その時もちょうど円安だったので記憶に新しいと思います。

こういった様々な理由から今後も訪日外国人に関しては増加していくことでしょう。

 

ただ、このグラフには移住者が含まれておらず、短期間の旅行で訪れた外国人の数を表してるだけです。

なので今回のテーマでもある外国人労働者のデータを調べるには、在留外国人の数を調べないといけません。下記に詳しくまとめました。

 

在留外国人が年々増加する理由

 

引用元:法務省

在留外国人に関しては訪日外国人ほどではないですが、確実に毎年増加傾向にあります。

特に中国人を中心にアジア系の移民が多く、外国人労働者として働く方も増えている状況です。

 

ただし、やはり欧米人からの移住者は少なく、アメリカ人は10年前と比べて5000人程度の増加で推移しており、中国人やベトナム人は同じ10年前から10万人以上も増えています。

ではそれだけの数の外国人はなぜ日本に住む選択をするのでしょうか?考えられる理由を下記にまとめました。

 

【①外国人が日本に住む理由】留学

特にアジア圏の外国人留学生が増えている理由に、レベルの高い学校で教育を受けたいというのが理由に挙げられます。

最近でこそアジア各国の高等教育もレベルが高くなってきていますが、国や地域によっては日本の方が将来に役立つ知識を学べるということで訪れるのです。

また他の先進国の留学先と比べて日本の高等教育は安く、例えばオーストラリアやアメリカの半分以下の学費で大学に通うことができます。

更に円安の影響や、留学生への奨学金制度の充実、外国人労働者を受け入れる企業の増加も人気の理由です。

 

【②外国人が日本に住む理由】企業の労働力

日本は何年も前から慢性的な人手不足で、少子高齢化による影響を最も受けている国の一つです。

特に宿泊・サービス業、介護、製造業、小売業の労働者不足は深刻で、積極的に外国人を受け入れないと機能しない状況になっています。

また留学生の増加を活かして外国人のアルバイトを許容する仕組み作りや、外国人技能実習生の期間の延長など、国と企業が一体になって外国人労働者を受け入れる制度が昔よりも整っているのも理由です。

他にも優秀な外国人を雇用することでグローバルに展開したい企業の労働力に活かす目的もあります。

 

オースティン君

このように外国人労働者を受け入れやすい環境作りを積極的に行っていった結果、在留外国人が増加していったんだよね。

ただ増えているから安心という訳ではなく、実は予定していた期間より早く帰国してしまう人や、急に失踪してしまう外国人が増えているのも事実。

そこにはあまり表には出てこない、日本の労働環境の問題点が浮き彫りになっていたんです。

 

外国人が直面する日本の労働環境

 

セイラちゃん

ここからは日本に訪れた外国人が直面する労働環境の問題について解説します。

大きく分けると雇用する側の企業の問題、そして日本社会全体の問題の2つに分かれるんだけど、知れば知るほど日本人の在り方を考えさせられるよ。。

 

【問題①】言語の壁

外国人として日本で生活していく以上、日本語の壁は必ず乗り越えなければいけない問題の一つです。

それは仕事の時はもちろん、賃貸の契約、市役所での手続き、買い物時の会話など、日本語という複雑な言語を使いこなすのは簡単な話ではありません。

その結果、住んでる地域のコミュニティーに入れず、孤独な環境で細々と生活する外国人も多いらしく、一向に日本人の知り合いもできなくて辛い日々を過ごしてるそうです。

最近は都心部を中心に他言語対応をしてきていますが、地方に関してはまだまだ課題が多いのが現状になります。

 

【問題②】生活格差

言語の問題にも関係してくる話ですが、日本語が喋れない、スキルも無い外国人であれば得られる仕事も限られています。

多くの外国人労働者は製造業、サービス業などで働くことになり、給料は最低賃金が当たり前。法務省の調査によると外国人の半数以上が月給10万円以下であると答えているそうです。

その結果日本人と同じような仕事をしていても収入に格差が生じて、何年働いても外国人という理由だけで所得が上がらない現状があります。

 

【問題③】外国人差別

日本は比較的差別の無い国という印象が強いですが、実際外国人に対して見えない差別はたくさん存在します。

日本語が伝わらないことを理由に日本人がやりたがらない仕事をさせたり、外国人というだけで所得を下げる、見た目に関する差別的な発言など。

外国人に対してはっきりと差別をする人は少ないですが、遠回しな言い方、態度、待遇などで明らかに差別だと捉われてもおかしくないことを平気で行う人(企業)もいるのです。

もちろん外国人の場合は、短期労働ですぐに辞めるので会社に貢献しにくいのも分かりますが、態度や仕事の待遇で日本人との間に優劣を付けるのは大きな問題でしょう。

 

【問題④】ブラックな労働条件

多くの外国人は元々日本に興味があって学ぶ為に訪れていますが、アルバイトや仕事をきっかけに帰国する人が後を立ちません。

その理由は賃金の格差、契約書を交わさず仕事をさせる、不当な長時間労働、賃金の未払いなど、外国人という理由だけでブラックな労働をさせてる企業も存在します。

その結果、契約より前に突如辞めてしまったり、失踪してしまう外国人もいて、日本の労働環境にショックを受けて日本人に対する印象が悪くなっているそうです。

もちろん企業側の意見も分かりますが、慣れない日本の環境で働く外国人に対して働きやすい環境を与えるのは企業、そして社会全体で作り上げることが求められてると思います。

 

外国人労働者に対する国の対応

 

本来、技能実習生は日本人と同等、またはそれ以上の待遇が義務付けられていますが、実際は想像以上に深刻な問題が見え隠れしています。

しかし国として外国人労働者を受け入れるのは、少子高齢化や人手不足解消が目的であり、外国人に対して劣悪な環境を提供するとは一切書かれていません。

 

なので国の目的に対して企業側の認識にズレが生じているのが問題であり、その問題を解決すべく新制度を立ち上げました。

① 実習生の送出しを希望する国との間で政府(当局)間取決めを順次作成することを通じ,相手国政府(当局)と協力して不適正な送出し機関の排除を目指す。

② 監理団体については許可制,実習実施者については届出制とし,技能実習計画は個々に認定制とする。

③ 新たな外国人技能実習機構(認可法人)を創設し,監理団体等に報告を求め,実地に検査する等の業務を実施。

④ 通報・申告窓口を整備。人権侵害行為等に対する罰則等を整備。実習先変更支援を充実。

⑤ 業所管省庁,都道府県等に対し,各種業法等に基づく協力要請等を実施。これらの関係行政機関から成る「地域協議会」を設置し,指導監督・連携体制を構築。

 

優良な監理団体等に対する拡充策のポイント

①優良な監理団体等への実習期間の延長 ▶︎ 3年間 ⇒ 5年間(一旦帰国後,最大2年間の実習)

②優良な監理団体等における受入れ人数枠の拡大 ▶︎ 常勤従業員数に応じた人数枠を倍増(最大5%まで ⇒ 最大10%まで等)

③対象職種の拡大 ▶︎ 地域限定の職種・企業独自の職種(社内検定の活用)・複数職種の実習の措置職種の随時追加

引用元:厚生労働省

 

オースティン君

今までは外国人を安く雇う為の制度という認識が強かったけど、あまりにもひどい労働環境が国際的に問題になったことで、日本人と同じ、もしくはそれ以上の待遇が求められるようになりました。

また、契約通り行われているかの届け出が必要になったり、技能訓練の実施状況の報告が義務化されることで、行政が管理する仕組みが整ってきたんだよね。

ただこれからは日本人も他人事じゃなくて、外国人と仕事を奪い合う可能性もあるからボーッとして怠けてる場合じゃないかも。

 

まとめ

 

今回は日本国内における外国人労働者の問題に関して解説させて頂きました。

何年か前に僕の知り合いの外国人も日本に仕事で来ましたが、環境が合わなくてすぐに帰国した人が実際にいます。

 

その理由を聞いてみると「日本人は見えない差別を無意識にやってしまっている」とのこと。

差別はこちら側が意識的にやっていなかったとしても、相手が差別だと捉えたら、それは差別です。

 

外国人というだけで特別な目で見たり、知らずにやってしまう発言・態度は僕達日本人は慎重に対応しなければなりません。

世界的にデリケートな問題だからこそ、国籍が違えばそれなりの接し方があることを学ぶべきだと思います。

 

ぜひこの問題に関して他人事だと思わず、一人一人が真剣に考えていきましょう。

では今回も読んで頂きありがとうございます。

 

booos+

日本には差別が無いと言われていますが、実際は見えない人種差別というのが存在します。日本人の何気ない行動が外国人を傷つけて…

booos+

絶対にやってはいけない外国人から嫌われてしまう日本人の言動について解説しています…

最新情報をチェックしよう!
>美容師の新しい生き方を構築する大学

美容師の新しい生き方を構築する大学

従来の固定観念・常識を覆す新しい美容師のカタチをシェアする【BANP College / バンカレ】です。美容師×副業・美容師×テクノロジー・美容師×海外など、時代に沿った生き方、自分らしく生きる為に必要な情報を発信&サポートを行っています。詳しい内容は下記のボタンからCHECK!!

CTR IMG