WordPressプラグインを選ぶ際に、大抵の方は「種類が多過ぎて結局何がおすすめなの?」と悩んでしまいますよね。
でも実用的な物は限られている為、本当に必要なプラグインだけをインストールしておけば特に問題ありません。
むしろプラグインの使い過ぎやマイナーな物の利用は様々なリスクが伴うので、必要最低限に抑えておくことはとても大切です。
なので今回説明する物は全てインストールする必要はなく、「これは良いな!」「こんな機能が欲しいな!」と思った物だけ利用するようにしてください。
では早速、個人的に愛用中でありながら使ってみて便利だった物を厳選して紹介していきます。
今回の記事が参考になる人
- 効率的に作業を進められる便利なプラグインを知りたい方
- 使ってみて良かったプラグインが知りたい方
- 1 ブログの効率アップに役立つ便利なプラグイン
- 1.1 コーディング不要で記事を簡単装飾【AddQuicktag】
- 1.2 スキル・知識ゼロでもカスタマイズできる!【Shortcodes Ultimate】
- 1.3 会話形式の吹き出しが作れる【LIQUID SPEECH BALLOON】
- 1.4 お問い合わせフォームを自作するなら【Contact Form 7】
- 1.5 表が簡単に作成できる【TablePress】
- 1.6 CSSをお手軽に編集できる【Simple Custom CSS】
- 1.7 投稿した記事を自動通知【WebSub/PubSubHubbub】
- 1.8 記事投稿時に自動でping送信をしてくれる【WordPress Ping Optimizer】
- 1.9 二段階認証でセキュリティ対策を【Two Factor】
- 2 WordPressプラグインとは?
- 3 WordPressプラグインのメリット・デメリット
- 4 WordPressプラグインの利用方法
- 5 まとめ
ブログの効率アップに役立つ便利なプラグイン

多くの人に読まれるブログは、記事の内容が素晴らしいのはもちろんだけど、それ以上に見せ方や読みやすさなどにこだわって構成されています。
その為には、テーマやプラグインの機能をいかに使いこなすかが鍵であり、無駄な物を入れ過ぎないこともプラグイン選びで失敗しないコツだよ♪
コーディング不要で記事を簡単装飾【AddQuicktag】
「AddQuicktag」は、装飾や見出しなどをタグに登録し、記事作成時にワンクリックで入力できる便利なプラグインです。
記事によく利用する装飾は以下の通りです。
- 見出しの装飾
- 文字の色を変える
- 文字にラインを引く
- 太文字にする
- ボタン
- ボックス
これらの装飾を付けるには、CSSやHTMLなどのカスタマイズをする必要があり、専門的な知識が必要不可欠です。
例えば「Hello!」という文章に赤いマーカーを入れたい場合、下記のコードを入力します。
<span class=”marker-halfRed”>Hello!</span>
すると下記のような感じで表示されます。
Hello!
このように「テキストエディター」を使って入力する必要があるのですが、正直一つ一つのコードを覚えるのは大変だと思います。
そこで「AddQuicktag」を使って登録しておけば、記事投稿画面に「Quicktags」が表示される為、後はワンクリックで装飾を追加することができるのです。
特に最近はGoogleで「WordPress 見出し CSS」などと入力すると、サンプルとコードを紹介している記事がたくさんあるので、そのままコピーしてAddQuicktagに登録しておくだけでOK。
スキル・知識ゼロでもカスタマイズできる!【Shortcodes Ultimate】
「Shortcodes Ultimate」は、スキル・知識ゼロでも簡単な操作で様々なカスタマイズができる万能プラグインです。
- タブ
- スポイラー
- ラベル
- リスト
- ボタン
- ボックス
全部合わせると50種類以上もの装飾や機能を利用できる為、これ一つさえあればある程度のことは網羅できてしまいます。
また様々な機能を使いこなすには、CSSやHTMLを理解する必要があるのですが、「Shortcodes Ultimate」を利用するだけで誰でもプロ並のカスタマイズをすることができるのです。
しかもインストール後はショートコードを入力するだけなので、比較的覚えやすいというのも大きなメリット。
もし無料テーマを使っていて「シンプルな装飾しか無い」という方には、ぜひ使って頂きたいプラグインになります。
会話形式の吹き出しが作れる【LIQUID SPEECH BALLOON】

「LIQUID SPEECH BALLOON」とは、会話形式の吹き出しをお手軽に作れるプラグインです。
吹き出しがあるだけで記事をカジュアルに見せることができ、読者の目を引くのにも効果的なので、あると大変重宝します。
実際に最近のブロガーの多くが取り入れており、アイコンで個性を出すことができれば、それだけでユーザーの信頼を獲得することにも繋がるでしょう。
数ある記事装飾の中でも、個人的に最もおすすめしたいのがこの吹き出しです。
→ LIQUID SPEECH BALLOON公式ページはコチラ
お問い合わせフォームを自作するなら【Contact Form 7】
「Contact Form 7」は、WordPressのお問い合わせフォームを簡単に作れる便利なプラグインです。
- お問い合わせに必要な項目は全て揃っている
- 自動返信メール機能付き
- ショートコードを貼るだけで簡単に実装できる
お問い合わせフォームがあることで、読者との密な関係を気付けるのはもちろん、企業からの案件紹介やオファーなどを受けれる可能性がある為、必ず設置しておいた方がいいでしょう。
利用しているテーマによってはデフォルトで実装されていますが、稀に使いにくい、デザインが悪い物もある為、シンプルで高機能な物を求める方にオススメです。
またこのプラグインの開発者は日本人なので、管理画面も日本語で分かりやすく解説されている点も魅力の一つになります。
表が簡単に作成できる【TablePress】
「TablePress」は、専門的な知識ゼロでも簡単に表(テーブル)が作れるプラグインです。
⇧テーブルとは上図のような物⇧で、いくつかの選択肢を分かりやすく説明する際や、比較表を作る際に大変便利な機能です。
通常作成する場合にはCSSやHTMLなどの知識が必要ですが、このプラグインを使えば名前・行数・列数などを入力し、後は記事作成時にショートコードを入力するだけで簡単に表示できます。
表があるだけで一気に読みやすくなり、読者満足度も上がる為、お使いのテーマにテーブル機能が無い方はぜひ活用しましょう。
CSSをお手軽に編集できる【Simple Custom CSS】
「Simple Custom CSS」は、WordPressのCSSに直接触れることなく、簡単に編集できるプラグインです。
例えば見出しのカスタマイズをしたい場合、一般的には管理画面の「テーマの編集」に直接入力する必要があります。
しかしこのやり方だと、WordPressのデータを書き換えることになり、リスクが非常に高いので初心者の方にはおすすめできません。
そのようなリスクを避ける為に「Simple Custom CSS」を活用すれば、プラグインを挟んでCSSを入力するので、比較的問題が起きにくい構図になっています。
また非常にシンプルで分かりやすい設計になってる為、知識が無い方でもカスタマイズしやすいのが一番の特徴です。
投稿した記事を自動通知【WebSub/PubSubHubbub】
「WebSub/PubSubHubbub」は、記事を投稿したことを検索エンジンに知らせてくれる超便利なプラグインです。
そもそも記事の投稿・更新をした場合、Googleなどの検索エンジンに認識されるまでに時間がかかり、いくつかの工程を経て検索結果に反映されます。
つまりGoogleなどの検索クローラーが、自分のサイトに訪れて初めてインデックスされる仕組みになっているのです。
なので記事の投稿や更新をするたびに、インデックスの要請をする必要があります。
しかし毎回その作業をするのが手間なので、そんな時に自動でプッシュ通知してくれる便利な物が「WebSub/PubSubHubbub」なんです。
では検索エンジンに知らせることによるメリットは何なのでしょうか。
- 他サイトとの競合に打ち勝つ
- 海外のスパムサイト対策
特にこの中でも重要なのが「海外のスパムサイト対策」で、記事を投稿した段階で丸々コピーされ、まるで自分(スパム)が作った記事かのように投稿されることがあります。
要はせっかく作った記事を奪われて、あなたが作った記事がスパム扱いされる可能性もある訳です。
そういった対策の意味でも、インストールしておくべきプラグインの一つになります。
→ WebSub/PubSubHubbub公式ページはコチラ
記事投稿時に自動でping送信をしてくれる【WordPress Ping Optimizer】
「WordPress Ping Optimizer」とは、記事を投稿するとping送信をしてくれるというプラグインです。
~ping送信とは?~
サイト(ブログ)が新しい記事を投稿した時に、「記事タイトル」や「概要(description)」・「記事のURL」などの記事情報を、あらかじめ登録しておいた「PINGサーバー」に、送信してくれる機能のことを指します。
ping送信はWordPressの標準機能に元々付いていて、新しい記事を更新した時や記事修正の際に送信される大変便利な仕組みです。
しかし記事の修正や更新時に毎回ping送信を行うと、検索エンジンからスパム扱いされてしまう可能性があります。
その対策に「WordPress Ping Optimizer」が効果を発揮し、新しく記事を更新した時のみping送信を行ってくれるのです。
※現在ping送信はそこまで重視されていないという意見もあるのでご自身の判断でお願いします。
→ WordPress Ping Optimizer公式ページはコチラ
二段階認証でセキュリティ対策を【Two Factor】
「Two Factor」は、セキュリティ対策に効果を発揮する二段階認証を手軽に実装できるプラグインです。
WordPressにおけるセキュリティで最も大切なのが管理画面であり、ハッカーなどはWebに登録した情報漏れのパスワードや、総当たりで攻撃してくる為、攻め込まれると対処のしようがありません。
そんな中、現段階で効果的だと言われている二段階認証を導入することによって、「管理画面のパスワード+システムのパスワード」の二重で対策を行うことができるのです。
特に最近は、様々なWebの登録画面でも二段階認証を勧める企業が増えている為、ご自身がお使いのブログにも実装しておいた方が何かと安心でしょう。
WordPressプラグインとは?
そもそもWordPressに搭載されているプラグインとは一体何なのでしょうか?
〜プラグインとは?〜
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。WordPressのコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。
ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったプラグインを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
引用:WordPress Codex日本語版
この説明だけではちょっと分かりにくいと思うので、もう少し踏み込んで解説すると、「ユーザーの目的や好みに合わせてカスタマイズする為のツール」です。
例えるなら、皆さんのスマホにアプリをインストールして機能をアップデートしていくのと似ています。
つまりプラグインを使うことで、真っ白なWebサイト(正確には最低限の機能)に、CSSやHTMLなどの難しい知識が無くても、ワンクリックで機能を追加することが可能なのです。
例えば以下のような項目を自由に選ぶことができます。
- 見出しや文章に装飾を加える
- 記事ランキングを設置
- 分かりやすく吹き出しを付け加える
- お問い合わせフォームを設置
- ユーザーを管理する為
- SEO対策をする為
- セキュリティ強化する為

プラグインを使う理由は、「記事の装飾」「SEO対策」「サイトの管理」「利便性」「セキュリティ」が主な用途です。
WordPressをインストールしただけだと最低限の機能しか付いていない為、作業を効率的に進めるのに必要な機能、そして読者にとって満足度の高いサイトを作る為にプラグインを利用するんだ。
ただしいくつか注意点もあるので下記で詳しく解説していくよ!
WordPressプラグインのメリット・デメリット

メリット
WordPressプラグインを利用するメリットは、やはり専門的なスキル・知識が無くても簡単に機能を追加できることです。
「SEO対策」「お問い合わせフォーム」「セキュリティの管理」など、ゼロから実装するにはかなりの知識が必要になります。
また実装したところで正しく機能するかも分からない為、膨大な時間と労力をかけないといけません。
しかしプラグインを使えば誰でもワンクリックでインストール、そして簡単な設定で自由にカスタマイズすることが可能なのです。
デメリット
- プラグインの種類・数によってはサイトの表示速度が遅くなる
- レイアウトの崩れ・既に実装された機能に異常が起きる(バグ)
- プラグインの終了・削除の危険性
先ほど上記で、「ページの表示速度が遅くなる」「テーマとの互換性の問題」について説明しましたが、更に問題なのがプラグインが更新されない&サポートが終わることによる危険性です。
WordPressは本体の更新と一緒に、プラグインのアップデートを定期的に行っています。
しかしこの更新に対応できていないプラグインは、新しいデータ上で正確に表示されない、異常が起きる可能性があるので危険です。
また突然サービスを停止してしまうこともあり、その場合は他に転換する作業が必要になる為、物によっては膨大な労力をかけなければなりません。
このようにプラグインを使えば安心ではなく、様々なリスクを理解しつつ、上手に活用することが何よりも大切です。
WordPressプラグインの利用方法
プラグインをインストールする方法は非常に簡単です。
- ダッシュボードから「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 「プラグインの検索」と言う検索窓があるので希望のプラグインを入力
- 表示されたプラグイン内の「今すぐインストール」をクリック
- 「有効化」すればOK
- プラグイン毎に設定に進む

プラグインはインストールして有効化しただけではダメで、それぞれ細かい設定をして初めて機能するんだ。
特にブログ初心者の頃はこの仕組みに気づけない人もいるので、使いたいプラグインをGoogleなどで調べて設定方法や使い方を必ず確認しよう♪
まとめ
今回の記事は、ブログ記事の効率アップに役立つオススメのプラグイン9選を解説させて頂きました。
実際に色々なプラグインを試してきましたが、最終的にはシンプルな機能の物さえあれば、後は特に必要ないのが事実です。
- テーマ
- プラグイン
- CSS
これら3つをうまく使いこなして、プラグインを極力使わない工夫をすることが、WordPress運営におけるコツになります。
なので今回紹介した物を全部インストールする必要はなくて、個人的に「これは必要だな!」と思った物だけを厳選して使うようにしてください。
また前回の記事でも、おすすめのプラグインを9個解説しているので、そちらの記事も参考にして頂けたらと思います。
ではこの辺で。読んで頂きありがとうございました。
前回の記事では「プラグインの正しい使い方や選び方」について解説しました。 プラグインは便利な物ですが、使い方を間違えると危険性もあるので、基礎から学びたい方はぜひ一読されることをオススメします。 今回は、「どのプラグインを使えばいいのか […]
ワードプレスには、テーマに搭載されている機能以外にも、後から自由に追加できる「プラグイン」が用意されています。 ただ実際に調べてみるとたくさんの種類があり、正直どれを選んで良いのか迷ってしまう方も多いと思います。 また、プラグインにはテ […]