「海外のサロンで働いてみたいけれど、英語が全く話せない……」
「お湯加減の聞き方すら分からない状態で、ローカルサロンに応募しても大丈夫?」
海外移住やワーホリに興味がある美容師にとって、「英語力」は最大の壁ですよね。
また日本のサロンワークが忙しくて、「英語の勉強をする時間なんてない」というのが本音ではないでしょうか。
結論から言います。英語力ゼロからでも、海外の美容室で働くことは完全に可能です。
なぜなら、美容師には「技術」という、言葉の壁を軽く飛び越える最強の武器があるからです。
この記事では、ニュージーランドのローカルサロンで実際に英語力ほぼゼロからスタイリストとして働き始めた筆者が、「現場で本当に必要な最低限の英語レベル」と、言葉の壁を最短でクリアして海外で稼ぐための現実的な戦略を徹底解説します。
これを読めば、「英語が話せないから」という理由で夢を諦めるのが、いかにもったいないかが分かるはずです。
「英語力ゼロ」で渡航した美容師のリアルな末路
「英語力ゼロでも大丈夫」とは言いましたが、何の戦略もなしにただ海外へ飛び出すのだけは絶対にやめてください。
なぜなら、準備を怠った大半の美容師は現地で以下のような「2つの厳しい現実」に直面するからです。
パターンA:日系サロンで日本と同じ環境で消耗する
英語が話せない恐怖から、結局は日本語が通じる「日系サロン」の求人に飛びついてしまうパターンです。
同僚もお客様も日本人、あるいはアジア系がメインとなるため、英語力を大幅に伸ばすことは難しい。
それどころか、給料や労働環境が日本時代と変わらず、「何のために海外に来たんだっけ……」と後悔することになります。
もちろん日系サロンが悪いと言いたいわけではなく、どのような目的で海外に住むのか、どういう風にキャリアを形成していくのかを渡航前にしっかり確認しておく必要があります。
パターンB:レジュメ(履歴書)を100枚配っても連絡が来ない
勇気を出して現地のローカルサロンに突撃したものの、英語が話せないせいでオーナーに自分の技術や経験をアピールできず、レジュメを受け取ってすらもらえないケースです。
逆の立場に立ってもらえば分かると思いますが、外国人として働くわけですから、英語が全く喋れないというのは雇う側からしても不安だと思います。
英語力ゼロからローカルサロンで輝くためには、「日常会話のペラペラを目指す」のではなく、最低限のリスニング、「サロンワークに必要な英語をピンポイントで勉強する」という戦略が必要です。
元経験者が断言!海外サロンで必要な「最低限の英語レベル」とは?

海外の美容室でスタイリストとして働くために、学校で習うような難しい英文法や、政治・経済のニュースを理解する英語力は1ミリも必要ありません。
現地で求められる最低限の英語レベルは、ズバリ「中学生レベルの基礎英単語 + 美容専門フレーズ」だけです。
具体的に、サロンワークの現場で求められる3つの英語スキルを見ていきましょう。
① カウンセリングでの「要望の聞き取り」と「提案」
最も重要そうに見えて、実は一番打算がしやすいのがカウンセリングです。
お客様が言っている細かなニュアンス(「少し軽くしてほしい」「赤みを消したい」など)を100%聞き取るのは最初は不可能です。
しかし、海外のお客様は日本人に比べて「こういう髪型にしたい」という写真(スクショ)を明確に持ってきてくれるケースがほとんどです。
視覚的なゴールが共有できていれば、あとは、
- 「何センチ切る?(How many centimeters do you want to cut?)」
- 「この色はブリーチが必要だよ(This color requires bleaching.)」
といった、中学生レベルの単語といくつかの決まった美容英語フレーズを組み合わせるだけで、問題なくカウンセリングは成立します。
② シャンプー台や施術中の「最低限の気配り」
お客様を不安にさせないための、定型文の英語です。
- 「お湯加減はいかがですか?(How is the water temperature?)」
- 「痛かったら言ってくださいね(Let me know if it hurts.)」
これらは日本のサロンでも毎日何十回と使うフレーズですよね。
英語でも、これらをそのまま丸暗記して、決まったタイミングで発音するだけでOKです。
これだけで現地のお客様からは「なんて丁寧で素晴らしい美容師なんだ!」と大絶賛されます。
③ 施術中の「雑談(スモールトーク)」
多くの美容師が一番恐怖を感じるのが、カラーの放置時間やカット中の「雑談」ではないでしょうか。
ただし「何か話しかけられたらどうしよう……」とビクビクする必要はありません。
聞き取りが難しければ、笑顔で「実は日本から来たばかりで、英語を勉強中なんだ。私の英語が変だったら教えてね!」と最初に素直に伝えてしまいましょう。
海外(特にニュージーランドなど)のお客様は非常にフレンドリーで親切です。
あなたが拙い英語で一生懸命話そうとすると、むしろ応援するような気持ちで、ゆっくり簡単な英語で話してくれます。
話すネタも「週末は何をするの?」「おすすめのローカルカフェは?」といった定番の質問をこちらから2〜3個用意しておけば、あとはお客様が楽しそうに勝手に喋ってくれます。
なぜ美容師は「働きながら」だと英語が爆速で伸びるのか?
机に向かって参考書を読んで勉強することは、忙しい美容師には向きません。
もちろんそういう勉強が必要な時期はありますし、渡航前にある程度の基礎ができている方が実際現地で生活するときに焦らなくて済むのも確かです。
しかし、美容師という職業は「世界で最も効率よく働きながら英語が身につく環境」にいます。
語学学校に何十万円も払って通うよりも、ローカルサロンで毎日ネイティブのお客様の髪を触り、マンツーマンで会話を強制される環境のほうが、脳への定着率が何倍も高いからです。
最初は挨拶程度しか話せなかったとしても、毎日何人ものお客様に使い続けることで、3ヶ月後には会話の幅も増えて楽しめるようになります。
さらに、お客様が使うリアルな生きた英語のフレーズをその場でインプットできるため、「お金(給料・チップ)をもらいながら、毎日極上の英会話レッスンを受けている」という、最強のボーナスステージに突入できるのです。
英語力ゼロのあなたが、最短でローカルサロンに採用されるための「裏技」

「サロンワーク英語だけで良いのは分かった。でも、そもそも英語が話せない状態で、どうやって最初の面接(採用)を突破すればいいの?」
その答えは簡単です。 話せない英語の代わりに、あなたの技術と熱意を120%代弁してくれる「完璧な道具」を事前に用意しておくことです。
具体的には、以下の2つです。
- あなたのヘアスタイル作品(Instagramのポートフォリオ)
- 現地オーナーが一目で「こいつを採用したい」と確信する、美容師特化型の英文レジュメ(履歴書)
海外のサロンオーナーは、あなたの流暢な英語面接を期待していません。「明日からお店に入って、お客様を満足させられるカットやカラーができるかどうか」という技術の実績だけを見ています。
面接(サロントライアル)さえセッティングできれば、あとはあなたのハサミ捌き(技術)を見せるだけで、言葉の壁を無視して一発採用を勝ち取ることができます。
自分も飛び込みでレジュメを配り、次の日の夜には知り合いを連れてその場でカットする姿を見せたことで採用に至りました。
つまり、英語力ゼロの美容師が海外移住を成功させられるかどうかは、「渡航前に、どれだけ現地オーナーの心に刺さる英文レジュメを用意できるか」、ここで勝負の9割が決まります。
「英語の履歴書なんて、書き方が全く分からない……」と不安になる必要はありません。
次の有料記事では、英語力ゼロだった私がニュージーランドの人気ローカルサロンに一発採用された実物をもとに作った、『【コピペで完成】海外サロン一発合格のための美容師専用レジュメ作成キット』を公開しています。
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